伊豆城ヶ崎海岸周辺によく生えている植物の1つにカラスザンショウがあります。

サンショウよりも葉が大きく成長も早いので、この辺りでは邪魔者扱いです。
庭で草むしりをしていると、小さな芽生えがたくさんみられます。
細かいトゲがたくさんあるので、気をつけないとチクッとします。
でも、芳香はサンショウよりも華やかで、自己主張があります。
カラスザンショウがいると、なんとなく香りがするのでわかります。
「お〜、お前そこにいたのか〜」なんておもわず声をかけてしまいます。
トゲに刺されないようにそ〜っとつかんで優しく根っこごと引っこ抜きます。
放っておくと2〜3メートルにも成長してしまい、そうなると駆除も大変なので、早めの退治が肝心です。
でも、サンショウよりも華やかな香りがするので、私はけっこう好きですね。
サンショウの香りがアルトだとしたら、カラスザンショウの香りはソプラノという感じです。
(想像できますか?)
そんなわけで、迷惑にならないところのものは残しています。
ふつうは食用にされていないようですが、サンショウと同じように使えます。
トゲがサンショウに比べて細かいので、扱いが少し厄介です。
トゲに刺されないように注意深く葉をはずさなければいけません。
「カラス」と名のつく植物はいろいろありますが、人の役には立たないという場合に使われているようですね。
そうはいっても、中国では香辛料や薬用として使用されているそうですし、駆風・健胃作用もあるようです。
カラスザンショウ以外にも、通常使われていないけれど使える植物はたくさんあります。
そんな植物を今後も紹介していきますね。